医療法人慈啓会 白澤病院

認知症外来について

当院では2013年より物忘れ外来をさせていただいております。現在に至るまで極初期の患者さんから症状が進行した患者さんまで診療しております。物忘れでご不安な方、ご家族が認知症なのではないかと不安な方、物忘れやそれに伴う性格変化などで生活に困ることなど、あればご相談いただければと思います。

認知症外来 担当医 星野 雄哉

アルツハイマー病治療薬 「レカネマブ」(商品名 レケンビ🄬)治療について

白澤病院では、2025年よりアルツハイマー病の新しい治療薬「レケンビ🄬(一般名:レカネマブ)」による治療を開始いたしました。
この治療は、軽度認知障害(MCI)または軽度アルツハイマー型認知症の方を対象とした、画期的な新薬です。

対象となる方

以下のような方が対象となります。

  • 最近、「もの忘れ」が増えたと感じている、またはご家族に指摘された方
  • 認知症の症状が軽度(認知機能検査(MMSE)で22点以上、CDRスコア0.5または1)の方
  • MRIやSPECT等の画像検査にて、アルツハイマー型認知症が疑われる方
  • アミロイドPET検査などで、アミロイドβの蓄積が確認された方

※最終的には、医師の診断と検査結果に基づき、治療の適応を判断いたします。

診療の流れ

① 予約・初診

まずは当院の代表電話までご連絡ください。
• 代表電話:028-673-0011
• 外来受診は予約制となります。

② 各種検査

以下の検査を複数回に分けて行います。
※項目によっては他院での検査となる場合もあります。
• 認知機能検査(HDS-R、MMSE、ADAS、CDRなど)
• 画像検査(MRI、SPECT、アミロイドPET など)
• 血液検査、心電図、脳波、体組成(InBody)測定
検査は患者様のご負担を考慮し、複数日に分けて行います。

③ 結果説明・適応判定

検査結果からレカネマブの治療が適応となる場合は、医師より詳しくご説明し、同意書を取得いたします。

レカネマブ治療について

  • 2週間に1回、外来での点滴治療(約1時間)を実施します。
  • 点滴後に経過観察を行います。
  • 体重に応じた用量計算を行い、治療前には体重測定を行います。
  • 定期的なMRI検査により副作用を確認します。

安全性への取り組み

治療に伴い、以下の副作用への対策を行っております。
Infusion reaction(急性過敏反応)
 → 投与中の症状に注意し、必要に応じて治療・予防薬を使用します。
ARIA(脳浮腫・脳出血)
 → 定期的なMRIモニタリングにて早期発見・対応を行います。
副作用が確認された場合には、必要に応じて治療の中止や高次医療機関への紹介を行います。

お問い合わせ・ご予約

白澤病院 代表電話:028-673-0011

 

お気軽にお問い合わせください。 TEL 028-673-0011 受付時間 9:00-17:00(土・日・祝日除く)

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